
Nano Bananaの使い方|AI Studio・Gemini・スマホ別の手順
Nano Bananaの使い方を、Google AI Studio・Gemini・Arena(旧LMArena)・スマートフォンの4つの環境別に解説します。使う前の準備や基本操作に加え、背景変更や構図の拡張など制作に役立つ6つの使いどころもまとめました。
※ 記事内の料金・仕様は2026年10月7日時点の情報です。
この記事のポイント
- 使う前に、Googleアカウントと安定した通信環境を用意し、AIの出力は確認・手直しする前提で使うと決めておく。
- 設定を細かく詰めるならGoogle AI Studio、手軽さならGemini、他モデルとの見比べならArena(旧LMArena)、外出先ならスマートフォンと使い分ける。
- 背景の変更、欠けた部分の補完、構図の拡張、色味の調整、画風の変換、被写体の追加の6つを押さえると、制作の幅が広がる。
Index
Nano Banana(ナノバナナ)は、Googleの画像モデル「Gemini 2.5 Flash Image」の愛称で、現在は上位版のNano Banana Pro、後継のNano Banana 2・Nano Banana 2 Lite、そして2026年10月6日に一般提供されたNano Banana 2.1も含めたシリーズ名として使われています。初代のモデルは旧世代の扱いになっているため、これから使うなら後継のモデルを選ぶのが基本です。
文章から精細なビジュアルを起こせるのはもちろん、背景の差し替えや画風の変更といった編集にも対応しています。
画像編集の経験が浅くても、直感的に扱えて仕上がりの質が高いのが大きな魅力です。
この記事では、使い始める前の準備から、利用する環境ごとの手順、制作の現場で役立つ使いどころまでを、具体例を交えて紹介します。
- 使う前に、Googleアカウント・通信環境・AIの出力のクセを押さえておく
- 精密に調整したいならAI Studio、手軽さならGemini、見比べるならArena(旧LMArena)、外出先ならスマホ
- 背景の変更、欠けた部分の補完、構図の拡張、画風の変換、被写体の追加で制作の手間を減らせる
Nano Bananaを使う前の準備

あらかじめ環境を整えておくと、Nano Bananaを使い始めてからつまずきにくくなります。
- Googleアカウントを用意する
- 安定したインターネット回線を確保する
- AIの出力の特性を知っておく
- 使う前の確認と作業環境づくりをする
最初に用意したいのがGoogleアカウントです。すでに持っていれば、そのアカウントでログインするだけで無料の範囲から試せます。
あわせて、通信が途切れにくい回線を確保しておきましょう。画像のアップロードや生成ではやりとりするデータが多くなるため、Wi-Fiなど安定した環境のほうが快適です。
もうひとつ大事なのは、AIの出力がいつも完璧とは限らないと理解しておくことです。生成された画像をそのまま使うのではなく、狙いに合っているかを確かめ、必要に応じて手直しする前提で進めましょう。
こうした確認と環境づくりを先に済ませておけば、Nano Bananaを効率よく使いこなすための土台が整います。
Nano Bananaの基本的な使い方

編集ソフトを触ったことがない人でも、プロが手がけたような仕上がりを目指せるのがNano Bananaです。
むずかしい操作はほとんどなく、画像を読み込んで、やりたいことを文章で伝えるだけで精度の高い編集をしてくれます。
- 編集画面にある「+」ボタンを押す
- JPEGかPNGの画像を選んで読み込む
- 変えたい内容を短い文で入力する
準備としてはこれだけです。
たとえば犬の写真に「背景を公園にして」と頼むと、数秒ほどで自然な公園の景色に入れ替わります。手作業で丁寧に切り抜いたような仕上がりで、被写体と背景の境目もなめらかです。
このように、専門的な知識がなくても、テキストの指示だけで背景の変更や合成ができます。
デザインに不慣れな人から、SNS運用や企業のマーケティング担当者まで、幅広い立場の人が頼りにできる画像生成AIです。Nano Bananaそのものの特徴や料金はNano Bananaとはでまとめています。
【環境別】Nano Bananaの使い方

利用できる環境は複数あるので、目的に合った入り口を選ぶことが大切です。
ここでは、細かい設定ができるGoogle AI Studio、チャットで頼めるGemini、他のモデルと見比べられるArena(旧LMArena)、手軽に使えるスマートフォンの4つを取り上げます。
それぞれの違いをつかんでおけば、作業の内容や場面に合わせて使い分けられます。
Google AI Studio
設定まで細かく詰めて画像をつくりたいときは、Google AI Studioがいちばん向いています。
- Googleアカウントで公式サイトのGoogle AI Studioにログインする
- モデルの一覧からNano Banana系の画像モデルを選ぶ
- つくりたい画像の内容を入力する
この3ステップで、出力の設定まで調整しながら、狙った表現を追い込めます。モデルの表示名は時期によって変わるので、一覧で「Image」や「Nano Banana」と書かれたものを探してください。2026年10月時点では、主力のNano Banana 2.1のほか、上位版のNano Banana Pro、低価格版のNano Banana 2 Liteなどが選べます。
後継のモデルでは、縦横比や解像度(1K・2K・4Kなど。対応範囲はモデルによって異なる)も設定で指定できます。なお、AI Studioで画像モデルを無料で試せる範囲や、課金の設定が必要かどうかは時期によって変わるため、画面の案内を確認してください。
たとえば英語で「A fluffy white rabbit sitting in a spring meadow(春の草原に座るふわふわの白うさぎ)」のように描写を具体的に書くと、より狙いに近い結果が返ってきます。
また、生成した画像はそのまま追加で編集でき、細部を少しずつ詰めて仕上げられます。
目的に合わせて細かくコントロールできることが、AI Studioならではの強みです。
Gemini
とにかく手早く画像をつくりたいなら、Geminiのチャットがぴったりです。特別な知識はいらず、会話をするような言葉で頼めます。
使い方もかんたんです。
Geminiの公式サイトを開いてログインしたら(Googleアカウントを使います)、メッセージ欄に「黄色い猫の絵を描いて」のように書いて送信します。
すると、AIが画像をつくってチャット画面に表示してくれます。
続けて「猫の首にネックレスをつけて」と送れば、その画像をすぐに編集し直してくれます。
Geminiアプリでは無料プランでも画像を生成でき、Google AI Plus以上の有料プランではNano Banana Proで画像をつくり直す機能も使えます。使われるモデルは順次新しいものに切り替わっており、1日に生成できる枚数もプランによって異なります。
手軽で速いので、慣れていない人でも短い時間で成果を出せます。企画会議前のアイデア出しや、SNS投稿用の画像づくりにも向いています。
Arena(旧LMArena)
LMArenaは、複数のAIモデルの出力を見比べて評価できるサイトで、Nano Bananaも公開前後からここで話題になりました。2026年1月に名称を「Arena」に変更し、現在はarena.aiで公開されています。2つのモデルの結果を並べて、どちらがよいかを選ぶ形式です。
流れは次のとおりです。
まずArenaのサイトを開き、画面上部のメニューから「Battle」を選びます。
次に「+」アイコンから画像を読み込み、画像生成のボタンを有効にしてから、プロンプト欄に英語で指示を書きます。ここでは例として「show the whole body(全身を描いて)」と入力してみます。
生成が終わると2枚の結果が並ぶので、「Left is Better」か「Right is Better」のどちらかを選びます。
選んだあとにモデル名が表示され、Nano Bananaの名前が出たほうがNano Bananaの生成結果です。画面の構成や対象のモデルは変わることがあるので、表示に合わせて操作してください。
元イラストの特徴を崩さずに全身の構図まで自然に描き足せる点が、Nano Bananaの評価を押し上げました。
スマートフォン
スマホからも利用できるため、アイデアが浮かんだその場で画像をつくれます。移動中や外出先でも、思いつきを逃さず形にできます。
使い方は2通りです。
使い方 | 内容 |
|---|---|
ブラウザで使う | SafariやChromeでGeminiの公式サイトを開く |
アプリで使う | App StoreやGoogle PlayからGeminiの公式アプリを入れる |
どちらでも主な機能は同じように使え、パソコンを開かなくても生成できます。アプリのほうが操作しやすく、画像をスワイプで送って見比べられるのも便利です。
スマートフォンなら、時間や場所を気にせずNano Bananaを試せます。
Nano Bananaが役立つ6つの場面

一から画像をつくるだけでなく、編集や加工にも幅広く使えるのがNano Bananaです。とくに次の6つの使い方を覚えておくと、制作できるビジュアルの幅がぐっと広がります。
中でも強いのが、背景の入れ替えや被写体の描き足しといった補完の機能です。さらに、欠けた部分の修復、構図の組み直し、画風の変換なども自由に行えます。
代表的な使い方を用途別にまとめると、次のようになります。
使い方 | 例 |
|---|---|
背景を変える | 商品写真を別のシーンに置く |
欠けた部分を補う | 途中で切れた人物写真を修復する |
構図を広げる | 縦長の写真を横長に広げる |
色味を整える | トーンをそろえて印象を調整する |
画風を変える | イラスト化や油絵風の加工 |
被写体を足す | 動物や小物を描き加える |
こうした編集を組み合わせれば、Nano Bananaの表現力を存分に活かせます。思いどおりの結果を出すための指示の書き方はNano Bananaのプロンプトで、写真をフィギュア風に仕上げる応用はNano Bananaでフィギュア画像をつくる方法で紹介しています。
まとめ

初めて触る人からマーケター、企業の制作担当まで、立場を問わず扱えるのがNano Bananaです。環境ごとの使い方を押さえておけば、作業の効率を大きく上げられます。
精密な設定をしたいならGoogle AI Studio、会話の感覚でつくりたいならGeminiが向いています。
Arena(旧LMArena)で他のモデルと見比べることもでき、スマートフォンからでも手軽に操作できます。画像生成AI全般に通じる指示のコツは画像生成AIのプロンプトの書き方も参考にしてください。
生成だけでなく編集や加工にも強いNano Bananaは、広告やクリエイティブ制作の心強いパートナーになります。つくった画像を動画にする段階では、主要な動画生成AIの特徴と料金を比べた資料最新の動画生成AIモデル10選もあわせてご覧ください。
よくある質問
QNano Bananaはどこから使えますか?
AGoogle AI Studio、Geminiアプリ(ブラウザ版・スマホアプリ)、開発者向けのGemini APIやGemini Enterprise Agent Platform(旧Vertex AI)から使えます。Google検索のAIモードやFlowなどにも順次組み込まれています。比較サイトのArena(旧LMArena)で他モデルと見比べることもできます。
QAI StudioとGeminiはどう使い分ければよいですか?
A出力の設定まで細かく調整したい場合や、APIでの組み込みを検討している場合はAI Studioが向いています。会話をしながら手早く画像をつくりたいときはGeminiのほうが手軽です。
Q読み込める画像の形式は何ですか?
AJPEGやPNGなど一般的な画像形式に対応しています。被写体がはっきり写った、解像度の高い画像を使うと編集の精度が上がります。
Qスマートフォンでもパソコンと同じように使えますか?
Aブラウザ版・アプリ版のどちらでも、主な生成・編集機能はパソコンと同じように使えます。アプリはスワイプで画像を切り替えられるなど、操作しやすい工夫があります。
最終更新日:2026年10月7日
WRITERこの記事を書いた人
AIcon Lab編集部
株式会社AI棒 AIcon事業部
生成AIに特化したAIクリエイティブプロダクション「AIcon」のメディア『AIcon Lab』の編集チーム。CM・ブランドムービー・ビデオコンテなど、生成AIを使った映像制作の現場で得た知見をもとに、動画生成AI・画像生成AIの使い方や料金、商用利用の注意点を、各社の公式情報で確かめながらわかりやすく発信しています。
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